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東洋医学と五臓の関係④

五臓のうち紹介するのは残り二臓になりました。

本日は「肺」と「腎」の紹介になります。

「肺」の役割

「肺」は[気]を生成し、調整し、全身にバランスよく分配していく役割があります。また呼吸のの調整も行います。呼吸によって体の中と外の[気]を交換しています。外から[清気]を吸い込み、体内の[濁気]を吐き出します。そして、肺、のど、鼻を清潔に保ってくれます。

肺の役割として【宣発】【粛降】【水道通調】があります。

宣発とは[気]を内側から体中に行き渡らせたり、体表へ発散させる作用で、肌の潤いつやに関与します。体内のいらないものを汗や[濁気]として外に出し、外からの悪いものの侵入を防ぎます。

粛降は、外から空気を取り込み、それをきれいに浄化して、上から下へと降ろす作用のことです。つまり、[肺]からきれいになった[気]が[腎]に送られます。そのおかげで[腎]は不要な水分を[膀胱]に送ることができます。粛降の作用が働かず、[気]が下に行かないと、溜まってしまったものが咳やむくみとなります。

「津液(水)」の流れを調整するのが水道通調です。宣発の作用により、水を体全体に行き渡らせ、毛穴などで、汗を外へ出します。また、粛降の作用により、全身から水を集めて、「腎」・「膀胱」に降ろします。水道通調作用がうまく働かないと、体内の水の巡りが悪くなり、むくみなどの原因になります。

おススメのツボは「中府」です。ソース画像を表示

 

「腎」の役割

「腎」の主な働きは、[精]を貯蔵することです。[精]とは生命活動の源になります。[精]は成長や発育に関わります。生まれたときは、私たちは両親の[精]を受け継ぎ、それを先天の[精]といいます。この先天の[精]のおかげで、生まれてから体が大きくなり、歩くようになり、歯が生えてきたりすることができます。このように[精]は成長に必須の要素ですが、逆を言うと、[精]の減少は老化現象と密接に関連しています。[精]を保つことで、若々しくいられます。

もう一つの働きは息を吸うことです。納気と呼ばれ、吸う息をサポートしています。「肺」が[清気]を「腎」に送り込みそれを引き込む働きをします。その流れが順調にいくことで、不要な水分が「膀胱」へとスムーズに流れます。

「腎」のアンバランスは、【耳】【髪】の不調に現れます。耳鳴りや耳が遠くなったり、白髪、抜け毛、細毛、ツヤ・ハリ・コシの減少を引き起こします。

おススメのツボは「太谿」です。ソース画像を表示

 

東洋医学に置ける基本的な五臓の働きを今月はお送りしました。

それでは夏本番になりますが、熱中症などにお気を付けください。

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