”肩こりに悩む方”その原因と治し方について|ストレッチ鍼灸イトー整骨院

皆様こんにちは、ストレッチ鍼灸イトー整骨院の高橋です。
肩こりは日本女性における身体の悩みの中で最も多く方が訴える症状で、男性では二番目に多いと言われています。「パソコン」や「スマホ」が普及している現代ではうつむいた姿勢や長時間のデスクワークの影響から、「ストレートネック」や「ねこ背」の方が増えていることも要因の一つと言えるでしょう。
結論から言うと、肩こりは肩周囲の血流を良くすることで改善されます。
一見単純そうに思えますが、軽く揉んだり動かしたりするだけでは一時的に楽になりますが、すぐにコリが戻ってきてしまいますよね。5年10年と抱えた肩こりを治すにはより多くの時間と努力をする必要があり、根本的な改善をするためには悪くなった姿勢を見直すことや筋肉のバランスを治していくことが大切になってきます。
今まで袖ヶ浦市で20年以上に渡り、肩こりに苦しむ患者様を癒してきた当院がおススメする「肩こり解消法」を知ることであなたのお悩みを解決することが出来るはずです。
肩こりとはなにか?その原因と解消法3選、当院が行う肩こりに対する施術について今からお話していきます。
肩こりとは?
人間は進化の過程で二足歩行を獲得する代わりに腰や肩に負担がかかる骨格になりました。そのおかげで繊細な作業を行うことが出来るようになった代わりに腰痛や肩こりになりやすい身体をしています。
さらに肩周囲には「首に繋がる筋肉」や「背中に繋がる筋肉」など多くの筋肉が存在しています。何らかの原因でそれらの筋肉が緊張し硬くなることで「血流不足」が起こり、肩が重くなったり鈍痛を感じます。また腕を支える筋肉が足りなくなると肩が必要以上に下がってしまい、なで肩になることで筋肉に常にテンションがかかり症状が発生することがあります。
人によって「引っ張られるような感覚」「息苦しい」「肩全体が冷える」「頭痛がする」などの痛み以外の症状が出ることもあります。
肩こりの原因は?

様々な要因が考えられる肩こりですが、その原因は大きく3つの要素から起きてると考えられます。
”姿勢不良”
人の頭の重さは約6kgあるとされていて、それを首、肩、背中の筋肉が支えています。首が前に倒れるとその重さが何倍にもなり角度によっては30kgほどの荷重が筋肉にかかります。その状態が長時間続いた場合、どれほどの負荷が肩回りの筋肉に乗るのか簡単に想像ができると思います。肩回りに負担がかかることで筋肉が硬くなり、血流も悪くなってしまうのです。またデスクワークの方やスマホをよく使う方も姿勢が丸くなり、いわゆる「猫背」になっているため、先ほど言った荷重がより肩に集中することになります。
また姿勢が悪くなることで肋骨や横隔膜をうまく動かせず呼吸が浅くなり、酸素不足になることで筋肉が疲れやすくなります。
”自律神経の乱れ”
血圧や代謝など身体の内側のバランスを自動的に整えてくれている「自律神経」の中には、集中したり緊張する時に作用する「交感神経」と睡眠や食事などリラックスする時に作用する「副交感神経」という二種類の神経があります。
ストレスが多くなると交感神経が活発化し、過緊張状態になります。すると全身の筋肉に余計な力が入ってしまい、筋肉が疲れやすくなります。さらに交感神経には「血管を収縮させる」働きもあるため全身に血液を送りにくくなることで肩こりの原因になります。また姿勢不良のところでもお話した通り、交感神経が活発化しすぎると呼吸も浅くなることで筋肉が硬くなりやすくなります。
”身体の冷え”
人の身体中には血管が張り巡らされていて、その中を血液が通っています。血液の仕事はとても重要で、例えば「酸素や栄養素の運搬」「老廃物を集める」「水分を細胞に行き渡らせる」など生きるのに無くてはならない存在です。
身体を冷やすような行動や環境によって体温が低くなってしまうと血管が縮んでしまい、その周囲の組織に栄養や酸素、老廃物が循環しなくなることで筋肉が硬くなってしまうわけです。身体を冷やす要因としては「クーラーの冷房」「運動不足による代謝の低下」「喫煙」「氷水を飲んだりアイスを食べる」「精神的ストレス」などがあげられます。
オススメ対処法3選
①湯舟に浸かって身体を温める
肩こりの方の中にはお風呂でシャワーだけしか浴びないという方もいらっしゃいますが、湯船につかることは身体を温め、血行を促進させるのにとても良いものです。お湯の温度を40度前後で15分以上浸かると身体の奥までしっかりと温めることができ、リラックス効果で副交感神経を高め筋肉の緊張をやわらげられます。
忙しくて湯舟に入る時間がない方はシャワーを首に長時間当て続けることや「ホットタオル」や「ホッカイロ」をコリの場所にあて、局所的に温めるだけでも血流が増加して楽になります。

②肩甲骨を動かす
肩こりに関係している筋肉の多くは肩甲骨に集中しています。肩甲骨は本来とても動きやすく、肋骨の上で滑るように浮いています。長時間同じような体勢を続けたり前傾姿勢のまま作業をすると、肩甲骨の可動域が狭くなり、筋肉がうまく動かせないため肩こりになってしまいます。
肩甲骨を大きく動かすためには肘を使った肩回しをすることで肩こりの改善が期待できます。
<肘を使った肩甲骨の回し方>
1.指先で肩を触れるように肘を折りたたみます。
2.胸を張り、肘でなるべく大きな円を描くように前から後ろに肩を10回まわします。(ゴリゴリ音がするくらい)
3.同じように後ろから前に肩を10回まわします。
③肩こり効くツボを押す
ツボに刺激を入れることで「気」の流れを良くし、経絡に沿った臓器や体表面の症状を癒すことが出来ます。いくつかの肩こりに効果があるツボをピックアップしてみましたので、実際にご自身で押してみて下さい。ツボを紹介した後に押し方やタイミングを書いておきますので参考にしていただければ幸いです。

①合谷(ごうこく)
手の甲側の親指と人差し指の付け根にあり、指を優しく滑らしてややへこみを感じた場所が合谷です。
合谷は治療でも良く使われる万能なツボです。歯の痛みなどに効果があるのも有名ですが、自律神経を整えてくれたり筋肉の緊張を和らげる効果も期待できます。
②外関(がいかん)
手の甲側、手首の丁度真ん中から指3本分上の所にあるツボを外関と言います。このツボは外から入ってくる邪気(外邪)への抵抗力を高める際に使われ、身体全体を強める作用と肩回りに経絡がつながっているので筋肉を緩め、手首から腕、頭痛にも効果があります。


③落沈(らくちん)
手の甲側、人差し指と中指の中手骨に挟まれたくぼみにあるツボです。このツボは寝違えの際によく使われるツボで、名前も中国語で寝違えという意味なんです。特に首回りに効果があるので合わせて揉んであげると肩全体がほぐれます。
ツボを押す時のアドバイス
基本的にツボを押す時の強さは「痛きもちいい」くらいに感じる程度にしましょう。それ以上強く揉んでも効果が高まることはなく、揉み返しで逆に痛くなってしまうこともありますのでご注意ください。
一つのツボに対して約5秒押した後ゆっくり圧を抜いて、ジワーッとした余韻が感じられれば大丈夫です。それを3回繰り返しましょう。
ツボ押しのタイミングはいつでもどんなところでも大丈夫。気になった時に手軽に押せるのも手のツボの良いところです。より効果を高めるならお風呂上りや夜眠る前など、リラックスできる瞬間に行うといいでしょう。
当院での肩こりに対する施術
当院では肩こりの方に対して主に「指圧」「鍼灸」「ねこ背矯正」を使い症状の改善を行います。
まず肩周囲の硬くなってしまっている筋肉を指圧でほぐしていきます。その後、姿勢のバランスを崩している筋肉も合わせて指圧していくことで、後に行うねこ背矯正の効果を高めていきます。そして次に行う鍼灸治療で全身の血流を改善し、気の流れを整え、指圧で取り切れなかったコリをピンポイントでほぐしていきます。最後に「ねこ背矯正」を行いねこ背の原因となる上半身の筋肉を肩から首まで入念にストレッチすることで、表面上のハリだけでなく奥に潜んでいるコリまでほぐすことができ、コリの原因となる姿勢のバランスを整えることで根本施術をおこなっていきます。
最初は週に一回のペースで施術を行い、コリを取るだけなら約1カ月、根本から治していきたい場合は約3カ月間行うことで姿勢のバランスを改善することが出来ます。
おわりに

肩こりは多くの場合、生活習慣や運動不足など日常の生活に悪くなる要因が潜んでいるものです。日ごろから軽いウォーキングや規則的な生活、栄養バランスのいい食事を意識するだけでも改善や予防につながります。
まずはご自身でできる改善を行い、それでも痛みや重さが取れないときはぜひ「ストレッチ鍼灸イトー整骨院」へご連絡ください。患者様一人一人に合わせて施術を行い、痛くならない体づくりをサポートさせていただきます。
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