「ぎっくり腰」|主な原因と対処法3選
こんにちは、ストレッチ鍼灸イトー整骨院の高橋です。
何も予兆が無いところから急激に痛みが襲ってくる「ぎっくり腰」、些細な行動で激痛が走ることから西洋では「魔女の一撃」と呼ばれ恐れられているそうです。重症の方では全く動けずそのまま救急車で運ばれてしまうこともあり、急に起こる怖い症状ですよね。長期にわたって仕事や日常生活に支障が出てしまうこともあり、繰り返し再発するケースも少なくありません。
結論、ぎっくり腰は姿勢と筋肉のバランスを整えることで改善します。
とは言っても身体のバランスがどうなってるのかを判断するのは難しいですし、5年10年以上にのぼる姿勢のクセを正すことは簡単ではありませんよね。
この記事を読めばぎっくり腰の主な症状と原因、その対処法を身に着けることができますので最後まで是非お読みください。
それではぎっくり腰の効果的な対処法3選と、当院で行うぎっくり腰に対する施術について解説していきます。
ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰とはいわゆる「急性腰痛」に分類される痛みの名称で、病気や診断名ではありません。重症の場合はその場で動けなくなるほどの激痛と発熱が起き、歩くことも困難で夜に寝返りを打つたび痛みで眠れず、より重症の場合は救急車で運ばれるケースもあります。逆に軽度な場合は日常動作は行える程度の痛みだったり夜も比較的眠れる方が多いです。またぎっくり腰になる3~4日前に腰の違和感や重だるさを感じる方もいるので、いつもは無いコリや腰の重さ、朝起きても腰に違和感を覚える時は注意が必要かもしれません。
痛みのほかにシビレを感じたり足に力が入らなくなったりする場合は「腰椎ヘルニア」と「脊柱管狭窄症」の可能性がありますので、無理をせず近くの病院で一度検査を受けた方がいいでしょう。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰の原因はハッキリと分かっていませんが、多くの場合腰に強い負担がかかった際に起こることが要因となり、スポーツなどの激しい運動や中腰姿勢での作業、腰を強く捻るような動作をした際などがあげられます。
ただ人によってはくしゃみや咳などの軽い動作や何もしていなくても急に痛くなったりと、いつ起きるかはその人の生活状況によって大きく変わります。
当院ではよくダムに例えることありますが、水(疲労)がダム(腰)に蓄積し、定期的に放水(施術やセルフケア)をしなかった結果、溜まった水でダムが決壊してしまうように「腰へ溜まった疲労がぎっくり腰という形」で表れていると考えています。
「仕事で立っていることが多い方」や「デスクワークで座りっぱなしの方」は常に腰に負担がかかり筋肉が固まりやすく、ぎっくり腰になりやすいです。また「お水をあまり飲まずコーヒーやお酒が多い方」は身体の水分が少ないので筋肉の引き攣れが起こりやすく、身体の柔軟性がなくなると痛みの原因にもつながります。
回復までの期間
急性腰痛の痛みは長期化しないのが基本ですが、靭帯や筋肉が完全に回復するまでにはある程度時間がかかります。
一般的に痛みが出てから3日間は強く痛みが出た後、10日ほどで痛みは治まっていきます。1ヶ月あれば痛みはほぼ消失しますが2週間以上経っても痛みが治まらない場合は骨折や腰椎ヘルニア、内臓関連痛が考えられますので早めの受診をお勧めします。
また一度傷ついた筋肉や靭帯が完全に治るまでには1ヶ月から3か月ほどかかるといわれているので、痛みがないからと普段通りに腰を動かしてしまうと再発の可能性があるので注意が必要です。
ぎっくり腰の対処法
対処法1:アイシング(冷却)を行いましょう。
腫れている、もしくは熱感がある場所を積極的にアイシングしましょう。痛みが強い場合は基本的に「炎症」と言って患部に熱が出てきます。これを放置したり逆に温めてしまうと炎症が強くなり、痛みが余計に広がってしまうからです。
氷嚢があればベストですがご自宅に無い場合はジップロックに氷と少量の水を入れて閉じます。これで簡易的な氷嚢の完成です。腫れているところや熱感がある場所に10分から15分ほど置きましょう。お風呂上りや仕事終わりに行うと効果的です。
対処法2:安静にし続けるより、動ける範囲で軽い運動を始めましょう。
痛みが強く出ているときは動きたくなくなるかもしれませんが、全く動かないことが回復を妨げる要因と言われています。
例えば、できる範囲の家事やお仕事をこなす、軽く外を散歩することで早期回復につながるということです。ただあまりに痛みが強い時や痺れなどが強い場合は無理に動く必要はありません。まずは安静にし、痛みが治まらないようならお近くの病院で診断された方がいいと思います。
対処法3:水分をしっかり取りましょう。
身体を治すうえでお水はすごく大事です。血液の流れを良くし、傷ついた筋肉や靭帯の回復に役立ちます。成人男性は一日1.5リットル、女性では1.2リットルが良いと言われています。日ごろから意識して水分補給をすることで腰痛予防にもつながりますよ。
当院での施術の仕方
実際に当院でどのように施術を行うのかをご紹介します。
まずはアイシングをしながら手足や背中などの遠隔マッサージを行います。またはり灸が有効な場合にはツボを使った鍼灸施術をするとより改善が早く見られます。
また当院では立体導体波という電気治療器を使い、患部に特殊な電気刺激を与え鎮痛と回復促進を促す施術も行っています。
痛みが強いうちは毎日治療を受けていただき、症状の改善してきたら週に一回の運動療法・ストレッチ・猫背矯正を行い、痛めにくい身体を作ることで腰痛の予防までサポートさせていただきます。
ぎっくり腰や慢性的な腰痛でお困りの方は当院にお任せください。
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