こむら返りはなぜおこるのか? 袖ケ浦市、富津市の鍼灸整骨院 訪問マッサージのイトーメディカルケア
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袖ケ浦市、富津市の鍼灸整骨院 訪問マッサージのイトーメディカルケアです!
寒くなってきて足がつるといった経験は、誰もが一度はあるのではないでしょうか。
こむら返りは、主にふくらはぎの筋肉が異常に収縮して、痙攣(けいれん)を起こすことで起こります。ちなみに、こむら返りの「こむら(腓)」はふくらはぎのことを指します。
ふくらはぎなどの筋肉は過剰な伸び縮みにより痛めてしまうのを防ぐために、2つのセンサーが備わっています。そのセンサーとは、伸びすぎを防ぐのが筋紡錘(きんぼうすい)、縮みすぎを防ぐのが腱紡錘(けんぼうすい)というものです。
そのうちの腱紡錘の働きが低下すると、筋肉が異常に収縮し、痙攣を起こしてしまいます。それが、こむら返りです。
腱紡錘の機能低下には、さまざまな原因が考えられますが、最も大きな原因といえるのが、ミネラルバランスの乱れです。
ミネラルは、筋肉の収縮や神経の伝達をスムーズにする働きがあります。
ミネラルバランスの乱れのほか、運動中や就寝中の発汗による脱水、冷えなどの血行不良も腱紡錘の機能を低下させる原因になります。
また、加齢によっても腱紡錘のセンサー機能は衰えます。そのため、60歳以降はこむら返りが起こりやすくなります。
それでは、こむら返りの予防法はどのようなものがあるでしょうか。
【ミネラル不足を防ぐ】
十分なミネラル摂取を心がけましょう。主なミネラルとは、
〇マグネシウム…アオサやワカメ、ヒジキなどの海藻類のほか、ナッツ類など
〇カルシウム…牛乳やチーズなどの乳製品、豆腐や生揚げなどの大豆製品、しらすやししゃもなど、骨ごと食べられる魚など
〇カリウム…長いもやさつまいもなどのイモ類、バナナやキウイなどの果物など
【就寝前の水分補給】
高齢の方は特に、トイレに起きるのが嫌で夜に水分を摂りたがらない方が多いですが、
寝ている時にこむら返りが起りやすい方は、寝る前のコップ一杯の水を飲むようにしましょう。
【1日の終わり(就寝前)のフットケア】
足の血行が良くないとこむら返りが起こりやすくなります。
ふくらはぎの筋肉を下から上方向へ、優しくこするようにマッサージすると血行が良くなり、徐々に固くなった筋肉もほぐれていきます。
足がつる症状(こむら返り)を慢性化させないためには、予防策が大切です。人によって症状が起こる条件が異なるので、自分に合った方法を試してみましょう。