スタッフブログ
梅に秘められた力
まだまだ寒い日が続きますが、公園には紅や白の美しい梅の花が咲き、芳しい香りに春の訪れを感じる今日この頃です。今日は、そんな梅に含まれる私達の心身を癒す意外な力について考えて見ましょう。
まずは梅の実についてですが、青梅の状態では青酸化合物が含まれているためにそのまま食べると腹痛の原因となりますが、その梅を塩漬けにすることによって無害なものになると同時に優れた薬用にもなります。
花粉の付着した花弁にはさまざまなビタミン類やミネラルが含まれており、老化防止、免疫力の強化に役に立つとのことです。昔の風流人は梅の花弁を酒に浮かべて飲んだそうですが、梅の花の健康効果を知っていたのかもしれません。
さらに、日本人はいにしえから花を外側から眺めただけでは満足できませんでした。花見というのは満開の花の中に入って行くことにこそ意味がある。桜や梅の花の下に入ることによって花の持つエネルギーを体全体で受け止め生命力をよみがえらせるという、日本人が自然と共生することから学んだ健康法なのです。植物はカビや病原菌、害虫などの外敵から自分を守るために一種の芳香物質を放出します。森の中に入った時に感じるあのすがすがしい香り、これも梅が秘めた効果の一つと言えます。
是非、あなたも梅の持つ癒しの効果を肌で感じてみるのはいかがでしょうか?
リハビリ、原田。