標準体重のすすめ
天高く馬肥ゆる秋といいますが、私達は標準体重を目指しましょう!
仕事柄、「痩身鍼はやっていますか?」と、たまに聞かれることはありますが、
あるにはありますが、ほとんどしません。
確かに、痩身鍼に使う経穴は耳にあり、また、西洋医学でも内臓を司る迷走神経の枝は、
耳まで分布しています。
ただし、痩身鍼をやったからといって摂生しなくて良い訳ではなく、
また、目の前に好物を出されて我慢できない人は、何をやっても効きません。
痩身鍼が万能なわけではないのです。
ここで、痩せるための方法。いや、標準体重に近づく方法をお話しします。
一番効果的なのは、糖尿病の人の為の食事療法が良いと思います。
それでは、適正な1日のエネルギー摂取量を設定しましょう。
エネルギー摂取量 = 標準体重(※1)× 身体活動量(※2)
※1:標準体重(kg)= (身長m)² ×22
※2:身体活動量は、身体を動かす程度によって決まるカロリー数
身体活動量の目安
軽労作(デスクワークが主な人、主婦など)や、普通の労作(立ち仕事が多い職業)の人は、
標準体重1kgにつき30kcal
重い労作(力仕事の多い職業)の人は、標準体重1kgにつき35kcal
身長175cmで普通の労作の職業の人では、
(1.75)² × 22 = 67kg 67 × 30 = 2010kcal
1日のエネルギー摂取量は、約2000kcalとなり、
朝、昼、晩で3等分したカロリーを規則正しく摂取すれば、
ほぼ標準体重に近づいていくと思います。
理想を言えば、1日のエネルギー摂取量の10%は運動で消費すると尚、良いでしょう。
ちなみに、200kcalは早歩きのウォーキングで、約1時間に相当する運動量です。
少し細かく言えば、脈拍100~120拍/分程度の有酸素運動であれば、
歩き始めて15分で脂肪が燃え始め、しっかりした運動になります。
また、エネルギー摂取量を正確に設定したい人は、本屋さんで食品交換表を購入して
参照すればよいと思います。
やせるためには、努力と強い意志が必要です。
私も、偉そうにいっていますが文面だけなので、自分の身体をお見せできないのが残念です。
イトー整骨院 川上