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東洋医学の食の知恵

四季の食養生訓

 

『春は苦いものを食べよ!』

春は生命が躍動するとき。自然界の食べ物にも、たんぽぽ、ふきのとう、つくし、木の芽など

苦いものがたくさん出てきます。

これらの苦味は、消化管の活動を活発にし、胃腸の消化を助けます。

また、心臓の働きも強めます。

 

『夏は酸っぱいものを食べよ!』

夏は胃液の分泌が少なくなり、食べ物も腐敗しやすい季節です。

身体の疲れも多くなります。こういうときに酸っぱいものを食べると胃酸が増え消化もよくなります。

また梅などに含まれる植物酸(クエン酸)は、身体の疲労を回復してくれます。

 

『秋は辛いものを食べよ!』

秋は夏の疲れを癒し体力を充実させるとき。

旬を迎えるサンマ、米、茸、イモなどがおいしく食べられる季節です。

辛いもの(しょうが、こしょう、七味など)には消化の促進、解毒の働きがありますから、これらを旬のものと一緒に上手に使うとよいでしょう。

 

『冬は油ものを食べよ!』

寒い季節には身体を保温して、体力を保持し風邪を引かないように油ものを多めにとってもよいという教えがあります。

ただし、油分(特に動物性脂肪)の取りすぎは肥満や動脈硬化につながることも知っておく必要があるでしょう。

 

春苦く、夏酸っぱくて秋辛く、冬は油と心せよ!

 

 

イトー整骨院   川上

 

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