ギックリ腰 Q & A
急な痛みにどうした良いかわからず、対応に困るギックリ腰。
今回は、患者様からよく受ける質問を Q&A 形式にしてまとめてみました。
Q:ギックリ腰になった時の応急処置は、どうしたらよいでしょうか?
A:急性の腰痛は、患部に炎症を起こします。
(1)第一は、まず冷やすことです。
冷やすことで、血管を収縮させ、炎症を最低限に抑えます。
(2)安静にします。
ギックリ腰の95%以上は、筋肉や靭帯などの柔らかい組織の損傷です。
いわば、体内にキズ口があるわけで、キズ口が開くような動きをしていると、いつまでたってもキズ口がふさがりません。
(3)サラシあるいはコルセットをつける。
骨を支える天然のコルセット、つまり筋肉が損傷しているわけなので、その代用にサラシあるいはコルセットをつけると、腰の負担は軽くなります。
Q:ギックリ腰のとき、マッサージは有効でしょうか?
A:マッサージは、血行改善を目的とするもの。
炎症を起こしている場所への施術は逆効果で、症状は悪化します。
炎症が下火になってきたら、軽いマッサージをしても構いません。
Q:ギックリ腰のとき、鍼治療は有効でしょうか?
A:ひと口に説明しがたいのですが、体のストレスポイントがツボであり、ツボを刺激してバランスを整える治療法が鍼です。
ほとんどのツボが筋肉などにあり、軟部組織のトラブルからくるギックリ腰には、よく効きます。
Q:ギックリ腰のとき、お酒を飲んでもよろしいでしょうか?
A:まず、激痛がある時は飲酒をやめること。
痛みがやわらいできたら我慢できない人は、のどをうるおす程度がいいですね。
飲みすぎると、翌日あたりに痛みがひどくなるので注意してください。
ギックリ腰は、マッサージをしたり、温めたりしたら悪化する可能性があります。
鍼治療がベストだと考えております。
イトー整骨院 川上