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今回も８０過ぎの母親の体調の変化を通して学べたことをお話ししたいと思います。

昨日は台風の影響もありとても蒸し暑い日でした。そんな中家の中にいた母親は急に３７度の熱が出て゜手や足や顔がほてり、体の中心部に熱がこもり、喉の渇きもあり、熱中症だということに気づいたそうです。

私が帰宅すると母親はクーラーのある部屋で横になっていました。私は熱を冷ますため冷たい保冷剤をリンパ節のある左右の足の付け根と左右の腋の下４箇所に置きました。その後、股関節、膝関節、肩関節、肘関節などの関節運動を何回か繰り返し行いました。するとすぐに効果が表れ、熱が引いてだいぶ楽になってきました。その後は水や麦茶やスポーツ飲料を積極的に摂取して喉の渇きも良くなっていきました。

このことは熱中症の症状が出ている時は、保冷剤とそれを利用した関節運動が非常に大切であることを知ることができた良い体験となりました。暑さはこれからが本番です。ご高齢の患者様の中にも体調を崩して熱中症になってしまう方もおられるかもしれません。そのような時のためにも昨日の体験を生かしていきたいと思います。リハビリ、原田。